旅しようよ

天橋立~京丹後の旅 4

大正ロマン溢れる木津温泉ゑびすや

16時過ぎに旅館に到着 ♪

朝早くからずっと運転してきたからちょっとお疲れ(^_^;)

ここの旅館はネットで調べて、大正時代の趣を残し、 松本清張が昭和41年初夏の頃から2ヶ月近くに渡ってこの宿に滞在して「Dの複合」を執筆した部屋があるというのを見て決めました。

旅館は国道から看板を目印に細い路地を入った奥にあります。

路地は本当に細く、車の離合も出来ないくらいで、あれ?道、間違えたかな?と思うくらい

 

そのまま進むと右手に古い建物が現れ、更に少し進むと新館?(といっても外観は随分古びていますが・・・)の前に出て、その横に駐車場があります。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

車を止めて正面玄関に回り、中へ

和服の女性が迎えてくれ、名前を告げチェックイン。

1Fのロビーは明るいけどしっとりとした落ち着いた雰囲気

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

床から天井近くまでの大きなガラス張りになっていて、庭の竹林が眺められます。

ぼーっと眺めていられる感じが好きです。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

部屋へ案内してくれる若い仲居さんがでてきて、館内を案内しながら部屋へ連れて行ってくれました。

予約した部屋は大正館と呼ばれる旧館で、長い廊下でつながっています。その廊下も良い雰囲気。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

廊下の外向きの窓にはガラスなどははまっていないので、外の空気がそのまま入ってきています。

仲居さんに すごく雰囲気が良いですね と声を掛けると

「そうですよね でも、冬は凄く寒いんですよ」

との返事(笑) 確かにそうだろうな・・・

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

大正館にある待合室のような席が・・・ これも大正から昭和初期のイメージで良い雰囲気です。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

長い廊下を抜け、階段を上って2階に・・・

その奥に部屋はありました。

窓も木枠のままで、入り口のドアがまたレトロ!

まわすタイプの丸い取っ手で、鍵も昔のまま。鍵穴から部屋が覗ける感じ。

しかも、部屋に入ってから、鍵はまた内側からその鍵穴に鍵を挿して掛けなければなりません。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

部屋は結構広く、入り口入って襖を開けると小部屋になっていて、さらにまた襖を開けると居室になっています。

真ん中に長くテーブルが置かれ、奥の障子を開けると縁側にラタンの椅子とテーブルがあります。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

古い雰囲気をそのまま残しているので、とっても味があります・・・ 襖のシミも沢山(笑)

見る人によっては、単に古臭いだけで手入れしてないかのように見えるかも・・・

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

部屋に入って荷物を整理し、少し落ち着いてから、館内の散策に

 

部屋の少し手前に全部開け放たれた広い和室がありました。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

その奥に「清張の部屋」という表札がかかった小部屋が目に留まりました。

入ってみると

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

アーチ型の窓に沿ってカウンターになっていて、そこで読書や書き物が出来るようになっていました。

でも、ここは古き良き時代を偲ぶ場所、コンセントや有線LANもWi-Fiもありません。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

大正館の部屋には風呂やトイレは付いていません。私たちが泊まった部屋には、開かずの扉があり、その奥は今は使っていない風呂場になっているようでした。

で、廊下の端に洗面所があって、昔のままのタイル張り。ちゃんと水も出ます。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

今回予約したプランには貸切風呂が付いています。

という事で、夕食前に一風呂浴びることにしました。貸切の時間は50分間。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

残念ながら露天風呂はありませんが、源泉掛け流しだそうです。家族で入るには広さも十分。

外の光が十分入ってきて、天井にはステンドグラスも・・・。

お湯はぬるめで、長く浸かっていてものぼせることは無い感じです

時間もたっぷりあるので、頭も体も綺麗に洗い、ゆっくりと浸かって疲れを癒しました。

 

夕食は食堂で頂くことになっています。

この内容や雰囲気は「幸せにしてくれるレストランをさがそう!」で紹介しています。

部屋まで案内してくれた仲居さんがずっとお世話をしてくれました。

流暢な日本語で話されてはいましたが、外国の方のようだったので

「どちらの国の方ですか?」

と尋ねたところ、台湾からとの事。

よくよく放してみると、日本に来て3ヶ月で、彼氏と共に来日しているとか

終始笑顔で、とても気持ちの良い接客をしてくださり、楽しく過ごすことができました。一緒に写真をと頼むのをうっかりしていて、翌朝探したものの姿は見えず残念です。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

食堂からもライトアップされた竹林が見えて綺麗です。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

食事を終えて、お腹は苦しいほど・・。

部屋に帰える途中にレトロな娯楽室があり、そこでサッカーゲームを発見。

いくつかのパーツが緩んでいて利かなかったけど、結構燃えて面白かったな~

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寝る前に、今度は露天風呂にも入ろうということで、こちらが男湯(写真は到着してすぐに撮ったもの)

外に露天風呂もあります。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

こちらが女湯

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

そして、女湯の露天風呂

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

どちらも、誰も他にお客さんが入っていなかったのでスマホでパチリ

やっぱり露天風呂は気持ちいいです。

 

風呂に通じる廊下に、リラックスルームという部屋が作られていて、

中はエアコンも効いていて快適です。相方が上がってくるのを待つのに丁度良いように作られた感じ。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

夜も更け、静かな旅館の部屋でぐっすり眠ることが出来ました。

 

翌朝目が覚めると、外は明るい様子。

障子を開けるとまぶしい太陽の光が差し込んできました。

すっかり良い天気 ♪。

今日は久美浜で泳ぎたいと思っていたので、気分もアゲアゲです。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

朝食は8時から

旅館って、もう少し朝食早くからやってなかったっけ・・・と思いつつ、仕方ないので、朝風呂に(笑)

朝風呂に行って見ると、男湯と女湯が入れ替わっていました。

朝から温泉に浸かるって・・・幸せだな・・・・

 

そして朝食。

普段朝はあんまり食欲がわかないけど、こういうところに来ると不思議なくらい食べてしまいますよね。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

お腹もいっぱいになり

眠い・・・・。

ちょっとの間、二人ともロビーでボーっとしてました。

丹後の湯宿 ゑびすや 京都木津温泉

さあ!

久美浜に向けて重い腰をあげますか!

 

つづく

 

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