部屋に戻っていると部屋の電話が鳴った
出ると黒田氏から降りてきてくださいとのこと
ロビーに降りるとK氏のそばに一人の男性がいた
紹介され挨拶をし、二人の会話を聞いていた
その人はオランダで寿司ロボットを導入し、
現地の大手スーパーにパック詰めの寿司を卸す会社を経営されているツジマル氏との事
二人は、そのツジマル氏=T氏の会社経営に関して話されていた
その内容はここでは控えておきます。
で、今日はそのT氏と共に3人で市場に行ってみることに
T氏の車に乗せていただき、
アムステルダム旧市街の中へ
旧市街の中は滞在しているホテルの周辺とはうってかわって
道幅は狭く、どこも石畳になっている。
大通りの両側は駐車スペースになっており、
道の真ん中にはトラムと呼ばれる路面電車が走る
大通りから中に入ると、車の乗り入れがはばかれるほど狭く
歩いている人や自転車が多く
ヨーロッパで小型車が人気がある理由がよくわかる。
市場に着いたようだ
通りの真ん中を挟み両側にテントを張った露店が立ち並び
その中の通りは買い物に来ている人ですごくにぎわっている。
日本の祭りの時のように露店が並びごった返すように人がいる感じ。
野菜や果物の店や衣服を売っている店
チーズ専門店にナッツ類の店
ホットドッグのようなものや果物のジュースを売っている店など
様々な店が所狭しと数百メートルに渡って並んでいる
見ているだけでワクワクしてくる
と、K氏とT氏がある店の前で立ち止まり
これを食べてみましょう と
ホットドッグのようなものと、スープを買ってきてくれた
少し表面が固めのパンにザワークラウトと長いソーセージを挟んだだけの
シンプルなドッグに
カレーのような色ととろみのスープ
このスープはオランダの代表的な郷土料理のひとつで
エルテンスープというもので、豆や根セロリなどをベースに
形がなくなるくらいコトコトと煮込んだものだそうで
少しクセのある風味がする
結構とろみがあって、ものすごく熱く
二人は何事もないかのように話しながらペロッと食べてしまった
それに合わせなければと、熱いのを我慢しながら急いで食べた。
とにかく熱い
猫舌の僕にはかなりきつかった
昨日スーパーでも見かけたが
ここの果物店にも平たい桃が売っていた。
オランダでは人気があるらしく
香りが強くとても美味しいらしい。
帰るまでには買って食べてみなければ
(平桃に関しては「旬の食材百科」で解説しています)
仕事があるからとK氏はここで別れ
T氏と共にもう少し市場を歩く
と、魚の燻製の店が気になった
あるおばさんが何やら燻製を沢山買っていて
売っているおじさんと楽しそうに話している
見るとウナギの燻製が大量に並んでいた
大きいものから細いものまで
ウナギは腹を裂いてワタを取り除いただけの姿で燻製にされている
珍しそうに見ているとT氏が買って下さった
申し訳ないと思いながら甘えてしまった。
ホテルに帰ってから食べてみることにする。
市場を後にし、車で少し街を走ってもらった
まわりはいたるところに運河が流れている
T氏が地ビールの店があるから行きましょうという。
ほどなく、運河の脇に大きな風車が見えてきた
こんな街中にも・・・と思っていると
あの風車の下で地ビール作っているんですよ
と教えて下さった
そこは Brouwerij ‘t IJ という醸造所で、
建物の1Fがビアパブになっていて、そこで飲むこともできるらしい。
T氏と外のベンチに腰掛け
旨いビールを飲みながら色々オランダの事を教えていただいた。
話も楽しく、ビールも旨く、天気も良いのでお代わりをしてしまった。