オランダの地ビールを楽しんだ後、
一旦ホテルに戻り休憩
6時頃にまたT氏が迎えに来てくれるという。
今夜はホワイトアスパラガスの料理を食べに連れて行ってくれるそうだ。
時間になり、T氏が到着したとK氏から部屋の電話で知らされた。
K氏も一緒に行くものと思っていたら、今夜は仕事が残っているからと辞退され
二人で行く事になった。
途中まで高速を使い、車で走ること約30分
アルフェン・アーン・デン・レインにある ’s Molenaarsbrug というレストランに着いた
ここはホテルにもなっているらしい。所謂オーベルジュだ。
T氏は店内に入るとレストランのマダムらしき年配の女性と親しげに挨拶を交わし
メニューを広げた
オランダ語が分からない私は、T氏に任せるしかない
前菜、メイン、デザートのコースにしようと言うことになった
前菜を選ぶらしく、T氏が説明してくださった。
言われてメニューを良く見るとフランス語も多い??
見慣れた食材の単語が並んでいる。
私はホタテと生ハムにし、T氏は鴨か何かのパテを注文
そしてメインは本日のテーマ「ホワイトアスパラガス」
飲み物は白のグラスワイン
メイン?野菜の?と思いながらも
料理が出てくるまでT氏から色々な話を伺った。
このお店はかなり古い付き合いだそうで、家族でよく来られたそうだ
マダムの接客を見ていて
自然なもてなしの表現がとても印象的だった。
日本のイタリアンやフレンチのレストランはどうも堅苦しさを感じる
これはマダムがオーナーだからこそできる事なのかもしれない。
言葉が分からない私でさえとても居心地よく感じた。
程なく前菜が運ばれてきた
前菜・・・というより
メインと言って良いくらいのボリュームがある
二人でシェアすると良い感じではないだろうか
生ハムの塩気と貝柱
どちらも旨みたっぷりだ
T氏のパテもかなり厚みがあった
そしてメインの・・・ホワイトアスパラガス
う~ん・・・噂にはきいていたが
やはり一人で食べるのはボリュームがありすぎて・・・
味はシンプルで食感も茹でたて感たっぷりでとても美味しいものでした
でも・・・飽きてくるのは否めなかった
食後にデザートとコーヒーをいただき
店を出るとあたりは夕暮れ時といった感じで
空はまだ少し青みが残っている
時間は夜の9時
店の前は運河になっていて
穏やかな水面に日本とは違った時間がゆったりと流れているようでした。