羅臼のある「鷲の宿」という民宿
ここはシマフクロウが川に魚を食べに飛んでくることでしられ、特に野鳥の写真を撮る写真家の方達には有名な宿です。
到着して必要な荷物だけをおろし、案内された部屋に入れ、そのままシマフクロウの観察小屋にもなっている食堂へ行き、夕食を頂きました。
料理は焼き魚や鶏もも肉のグリルなどボリューム感たっぷりの民宿料理といった感じ。
食事を終えてから、宿のご主人や写真家の方から撮影に関する説明を受けました。灯光器で餌場となる川が照らされていますが、この周波数の関係でシャッタースピードを1/80秒に設定し、それに合わせて絞りやisoを調整するとの事でした。
写真は朝に撮ったものです。この窓が並んでいるのが観察小屋となっていて、ひと窓につき3名が三脚を立てて構えます。
私達が行った日はかなり人が多く、2列ほどになっていました。ただ、驚いたのは、その多くが中国からのツアー客だったことで、しかもみなさんD4か1Dxに巨砲レンズ装着といった重装備だったこと。
私はそんな高価な機材は持ち合わせていたいので、5DⅢに100-400㎜ズームレンズ装着で頑張る事に・・・
ところが、なんだかお勧めの設定で撮ってみるとかなり暗い・・
仕方なしにisoを更にあげなければならず、画質がかなり悪くなってしまった。
これは後で気付いた事ですが、私の大きな、全く初歩的なミスのためでした(^_^;)
なんと、翌日の撮影時に、レンズの先にC-PLフィルターが付いたままになっていたんです。そりゃ暗い訳だ・・・(-_-;)
こうして私の初めての貴重なシマフクロウ撮影は台無しとなってしまいました(>_<)
で、撮れた写真はどれもこんな感じです。
このシマフクロウがいる目の前の所が石でせき止められた溜まりになっていて、その中に生きたイワナを泳がせているそうです。それをじっと眺めながら、タイミングを見計らってドボンッと飛び込みます。 まるで温泉にでも浸かっているような感じ(笑)
面白いのは、魚を食べる時、魚が跳ねて目に水が入らないようにだと思いますが、瞼を閉じで食べるようです。その顔がなんとも美味しそうに食べているように見えるんです。
しばらくの間飛び込んでは食べ、また眺めて、飛び込んでは食べというのを何度か繰り返していましたが、魚がいなくなったのかどこかへ飛んで行ってしまいました。
しばらくするとすぐそばの木に止まって様子をうかがっているのを見つけました。
その後30分程?してまた戻ってきました。
始めに飛んできたのが9時頃、そして10時半頃まで食事ショーを見せてくれました。日によっては12近くまで行ったり来たり何度かするという事で、この後も残って待ち構えている方も沢山いらっしゃったのですが、私はここで撤収。
なにせ、5時起きで出てきて、翌日はまた5時起きでクルーズ船に乗らなければならないので(^_^;)
それにしても とても残念・・・。自業自得です(-_-;)
でも自分の目で見る事が出来て、記憶にとどめられただけでも良かったです。←と自分で慰める(笑)。
次からフィルターを使った後は必ず毎回外す習慣を付けなければ…と当たり前の事を痛感したのでした。
民宿 鷲の宿
http://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/kanko/nmrgsdb/5stay/5sr-washinoyado.htm