こだわりの六分挽き十割の宮そばを堪能
正月2日に両親たちを伴い近江神宮へ初詣に行った際、神宮の中にある蕎麦屋さんでお昼を食べる事にしました。
混んでいるかと思いきや12時過ぎにも関わらずすんなりと入ることが出来ました。元旦から降ったこの雪のせいかもしれませんね
ここは前から知ってはいたのですが、まだ一度も入ったことがありませんでした。美味しい十割そばが食べられると聞いています。
メニューはこちら
蕎麦は冷たい宮そばと、温かい十割温麺のいずれかとなります。その他そばがきやそばがきのぜんざいなどもありました。
今日は私は宮そばを、両親と叔父は温麺を注文。
そると、女将さんが、500円で海老と野菜の天ぷら盛り合わせも出来ますがいかがですか?と尋ねられ、通常はコース料理の一部なんですが、お店の状況により出せる時だけメニューには載せず、お声掛けしているとの事でした。
それではそれもいただきますと注文。
店内はこんな感じに、すだれで仕切られたお座敷が3部屋とテーブル席が2つあります。
今回は年寄り同伴なので、椅子に座れるテーブル席に着きました。
程なくお膳が運ばれてきました。
真ん中奥がそばで作られたせんべい。左奥がそばつゆで、手前が取り皿。真ん中手前に塩と右手前にほんの少しのネギ。
そばのせんべい 歯触りが良く、香ばしくて美味しかった
お膳の敷紙・・・
しばらくすると、温麺の麺がほんの少しずつ運ばれてきました。
冷たいそばとは太さが違うらしく、温かいそば用に太くしているそうです。食べ比べの意味と、まずはそばそのものの風味を楽しんでくださいとの事で、まずは何もつけずにそばのみを味わい、次に塩を箸に少し付けて食べて下さいとの事。
私は冷たいそばなので、これは付いていませんが、少し頂いてみると、太いだけにすごくコシがありました。これなら温かくても伸びにくそうです。
そしてこちらが宮そば。一般的なざる盛りではなく、お椀に山盛りとなって出てきました。
そばは完全100%そば粉で、打ち粉にもそば粉を使われているというこだわりよう。しかも、そば粉は六分引きで、田舎そばのように蕎麦の実を全部挽いてしまうのではなく、中の白い部分4分だけを使うという。「一番粉」や「更科粉」とも呼ばれる贅沢な粉です
こんなお膳にのって出てくる蕎麦も珍しいのでは?
そばの感じ分かりますか? 色白でそば粉の質感があります
天ぷらも出てきました。
天ぷらの衣もそば粉なんだそうです。サクッと心地よい歯触りに揚がっていて美味しい
海老と京人参、ニンジン葉、玉ねぎ、ジャガイモとキノコ 野菜は全てここのご主人が無農薬で作られているそうです。
女将さんが丁寧にそばについて教えてくださいます。やはりこちらも、まずは何もつけずそばのみを味わい、次にそばだけを取り皿にとって、塩だけで召し上がってくださいとの事。その後、つゆに浸けて…と。
どれどれ・・・・・・ 良いですね~♪ 舌触りと言い風味と言い 塩だけで食べるのも良いもんですね モンゴルの岩塩だそうです。
そしてつゆに浸けて・・・
薬味はわずかなネギだけで、山葵はありません。 そばそのものの風味に自信があるという事なのでしょう。
つゆもカツオの風味が豊かな出汁・・・蕎麦つゆにしてはかなり薄めの優しい味です。
そばはコシも舌触りも、喉越しも申し分なし。 ただ、期待したほどはそばそのものの香りは強くないかな…
蕎麦湯はこんな感じ。白みその御汁みたいです。打ち粉にも小麦や片栗を使っていないとの事なので、そば粉そのもののトロミです。
美味しいんだけど・・・これでも思ったほど香りは強くないかな 期待し過ぎって事かもしれません(^_^;)
ちなみに、温麺は蕎麦湯に浸かったさっきの太いそばを、つけ汁につけて頂くつけ麺のような食べ方をします。写真に撮るのを忘れていました(^_^;)
正月早々美味しいそばを頂きました。昨年は大晦日のそば、年の終わりと初めにそば(笑)
ここの大将は会津で修業されたそうで、そば粉は会津の生産者から取り寄せられているそうです。
『粉が麺となり 長命につながる様に・・・』
今年も良い一年になりますように・・・
ご馳走様でした(^.^)
訪店日2015年1月2日
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昼総合点★★★☆☆ 3.6