聞きしに勝るいかの活造りの美しさと旨さを堪能
福岡から糸島に移動し、うきはへ移る間に一日余裕ができたので、呼子に行くことにした
以前より話には聞いていたイカの活造りをぜひ食べてみたいと思ったのだ
活造りを出しているのはいくつかの店があるようだが、食べログを参考に河太郎を選んだ
店は呼子港のさらに奥にある呼子台場と呼ばれる所の一角にある
結構大きな建物だ 比較的新しい
店に到着したのは１１時頃で早くも２～３人の待ち客がいた。店は１１時４０分開店なので、４０分程待たなければならない
店の前が広い駐車場になっていて、そこから呼子大橋がきれいに見える
釣り人も数人いるが、あまり釣れているようには見えなかった 店が開くまで時間があるので隣にある港プラザを覗いたりして待つことに
なんだかんだしながら１１時２０分頃に店の前に戻ってみると待ち客が１０数人に増えていたので、そろそろ並ぶことにした
待つ間にも次々と人が増えてくる 土日でもないのに・・・ そして回転少し前には長い行列になっていて、そこにどこかの送迎バスがやってきて沢山の旅行客らしき人達が行列に加わり、かなりの長さになっていた
開店と同時に、その大勢の人が一斉に店の中へ通され、思い思いの席を目指す
店内はかなり広く、これなら待っていた人全員席につけそうだ。２階にもあるようなので、私は２階に上がることにした
案内されたのは４人掛けテーブルが２つ並んだ小部屋で、窓からは波止めが見える。残念ながら呼子大橋が見える側ではなかったが、こじんまりとしたその部屋は一人で来ている私には落ち着けるちょうど良い空間だった
横のテーブルにも一人で来たらしい若い男性客がいたので、お互い顔を見合わせ、挨拶するとやはりお一人との事だった
さてどんなメニューがあるのかな…
と、その隣の男性が「やっぱり〝いか活造り定食〝ですよね！？」と 私も笑いながらもちろん！と
なかなか気の合いそうな一人客で良かった 車で来ているので残念ながらアルコールは楽しめないが、彼も同じく車とのこと
注文を済ませ、しばらく待つ。あれだけの人数を一気に入店させ、そのほとんどがおそらくはこの活造りを注文するに違いない 本当に活きた状態で出てくるのかな…
またメニューをよく見ると『１人前が一パイとは限りません』とある。一人客だと、きれいな丸侭の姿じゃない可能性もあるってことか？？ それだとすごく残念だな・・・などと不安な気持ちがよぎる
まずは吸い物とモズクが出てきた
続いてイカシュウマイ これは普通においしかった
出来れば全部揃ったところで写真を撮りたかったが、本体のイカさんがいつ登場するのか定かでない中で、温かいものが冷めてしまうのを指をくわえて待つ訳にはいかない
それから程なく、イカさん登場！
結構大きな皿に、美しい丸のままの姿で横たわっていらっしゃいます さっきまでの心配は取越苦労だった
一人で食べるには大きすぎるような気もするが・・・でもこの姿が見たかった 綺麗に包丁が入れられ、細く切られた胴の身が透けていて見事だ
よく見ると、ゲソの部分が動いている おお～っ！ まさに活造りだ
隣の男性も同じように感動している様子 二人で、「これは動画を撮るべきですね」 とどちらからともなく言い出し、スマホで撮影することにした
どうです！ちょっと残酷な気もしますが これ以上の鮮度はない造り ありがたくいただきますよ
でも箸をつける前に、せっかくなのでいろいろな角度からパチリ
そこへご飯とまた汁物の味噌汁が出てきました
では、いただきま～す♪
どうです！ この透明感 食べてみると・・・
旨旨旨っ！！
食感が何とも言えない 見た目、歯触りがナタデココ 一緒にするな！と叱られそうですが(笑)
それに、意外に一人でペロッと食べられてしまいそう
包丁を入れて広げられている胴の身を食べ終わると、そこにはエンペラからワタの部分、そして目やゲソの部分がつながったままの状態で残った。上手に胴回りの身だけを剥いて造りにしてある。だからイカは死なずにこんな姿でも生きているんだな…
この生きたゲソの部分がどうも気になる 一本食べてみよう
一番長い触手を手で切ろうとしてもうまく切れない 誰かハサミ貸して～ って言いたい感じ 仕方なく歯で噛み切り食べてみた
！！！！！ すごい！！！！！ 口の中で吸盤がプチプチ張り付く感じ これは初めての経験
そこに中居さんがやってきて、こちらは天ぷらにさせていただいてよろしいですか？と下げていった
こんなに沢山の客のゲソを天ぷらにって・・・どれがどこのテーブルのかって分かるのかな… 私のようにゲソまで食べている人はそういないだろうが・・・ゲソが一本足りないのが他の人のところに行かなければいいが… いやそうなると私にはゲソ１０本そろったのが来ることになるので、ま、いっか(笑)
出てきました
じゃーん！！
写真では分かりにくいかも これかなりのボリュームがある
ぶつ切りにして揚げてあるので、これでは足の本数は分からない(^^ゞ
これ、手で持っても指に油がほとんど付かない位サクサクにカラッと揚がっている
食べると衣は歯触りも軽く、プリッとしてモチッとしたイカの食感もよく とても美味しい この天ぷらだけでも定食のメインになりそうな感じだ
最後にデザートとしてみかんが出てきた これも甘く美味しかった
このいか活造り定食は２７００円
吸い物
小鉢（もずく）
いかシュウマイ
いか活造り
赤出し、ごはん、香の物
デザート（みかん）
この定食はすごくボリューム感があるにもかかわらず、食べ終わったとき、苦しい満腹感もなく、かなりの量の天ぷらまで食べたとは思えない感じ
しかし満足感、幸せ度は非常に高い
こんな時、無性に人に伝えたくなるのは私だけではないだろう
隣の男性客とは終始楽しく会話を楽しみながら過ごせ、帰り際にはフェイスブックで友達にもなれた いい旅の食事が堪能できました
御馳走様でした(*^_^*)
訪店日：２０１４年１０月３１日
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