この雰囲気は唯一無二 来てみて良かった
蕎麦を食べた後、さらさでお茶をしようとやってきた
以前にもきた事があるけど、その時は行きたかった隣の蕎麦屋は売り切れ、しかもこの店も休みだった
この店構え 看板が出ていなければ「カフェ」と分かる人はいないだろうな…
ここは1998年まで銭湯として立派に営業されていた「藤の森温泉」の建物で、2000年に取り壊す寸前に今のオーナーが買い取られたのだとか
唐破風の屋根が昔の銭湯の名残をそのまま残しています。よく見ると鬼瓦の部分に「藤の森温泉」という文字が見えます。
店内は結構広く、入って左手にカウンターがあり、その奥に一段高い空間にソファー席が並んでいます。入って右手にはすぐにテーブル席が並んでいますが、やはり、奥には一段高くなった客席があるようです。
「お好きな席にどうぞ」というスタッフの案内で、左奥のソファー席に着きました。
さて・・・何を飲もうか… ??? ランチメニュー?
実はここに来る前に隣の有名な蕎麦屋で食べてきたんだけど・・・まだお腹が満たされてない
相方も同じ様子なので、なら、ここでランチセット一つとってシェアしようという事にした。
どれどれ・・・
相方はキーマカレーのフォカッチャピザが気になるらしい が、僕的にはパンと言うよりご飯かな…
相方の顔をうかがいながら トロトロ角煮を注文 飲み物は食後にホットコーヒーとカフェオレ
すごいな・・・・今自分たちが座っている所 浴室だったんだな… スタッフさんにちなみに、こちらは男湯?女湯?と尋ねてみたら「男湯です」と笑顔で答えてくれた
屋根の部分もそのまま吹き抜けになっていて、天井が高く開放感があふれてます。壁面の塗装は昔のまま手を加えていないようで、かなりはがれてきているけど
これが男湯と女湯の壁ですね・・・ベルリンの壁ごとく、途中で叩き壊した感じをそのままにしているのも面白い
相方も写真を撮っているようだ
このソファーも深々と座れて、立つのが面倒になる感じ 食事向きではないけど、お茶を飲みながらのんびりと読書にふけったりするには最高だろう
それにしても、このタイルが凄い
マジョリカタイルっているらしいけど、何とも言えない色合いで、しかも立体模様なんですよね
で、この模様が・・・離れてこの壁をじっと見ていると、縦横の線がぐにゃぐにゃ曲がって見えてくる(笑)めが変になる感じ
分かりますか 立体感
斜めから見ると分かりやすいかな…
店の中全体に何とも言えないノスタルジックな雰囲気に満たされてます
そうこうしているうちにランチが運ばれてきました
豚の角煮と魚の揚げ物に青菜のお浸しとサラダ、ご飯に味噌汁。これに飲み物が付いて940円。おっとコーヒーにしたから1040円ですね
角煮も3~4切れと味が染みた大根がゴロゴロ
肉は柔らかいけど、脂の部分がもう少しトロトロに煮込まれていると良いんだけどな・・・ 味はやや濃いめ
魚は青物でしたが、臭みも無く普通に美味しくいただきました。
やっとお腹が落ち着いた感じ(笑)
食べ終わって、また周りを見ていると、また凄いタイルが目に留まった どうですか このタイル
ふっくらとした花の感じ でも銭湯にしてもな・・・昔はこんなタイルが流行っていたのかな…
実はこの後、この近くにある有形文化財に登録されている銭湯に入りに行く予定なんです 楽しみ
コーヒーを飲み終え、お会計を こちらがカウンター ケーキも沢山並んでますね 多分自家製でしょう
店に入ってすぐの所から撮った右側の空間
2階もあって、そちらはフリーマーケットやってるので良かったら見てくださいとの事
フリマにはあまり興味はないけど、2階の感じが見たかったので上がってみることに
昔のままの階段は凄く急なんですよね 登りは良いけど降りるとき怖そう
とても良い感じのカフェでした 近くにあればちょくちょく使いたくなりそう
ランチそのものの内容はまあこんなもんでしょ って感じですが、この店の雰囲気の中で過ごせるという意味ではこのお店の存在価値は高いですね~
ご馳走様でした(^.^)
訪店日2014年12月12日