前菜の本日の一品はメイン並の質と量
久しぶりに地元にあるトラットリア サルティンボッカに行ってみた
この店、とても人気があり、いつも混んでいて、二人だと予約なしではすぐに入れない事が多いんですよね なので、今日はピークを外し14時過ぎに行きました。一人だから多分この時間なら入れるんじゃないかな・・・とダメ元で覗いてみました
すると、やはりこの時間でもまだ満席のようで、先に入ろうとしていた2人組が出てきました その後から中を覗き、スタッフの方に一人だけど空いてないですか?と尋ねると、カウンターの角の席なら入れるというので、ラッキーという感じでおねがいしました。
サルティンボッカというのはもともとイタリアの郷土料理から付けられているようです。
サルティンボッカという料理はローマ地方を中心に作られてきた料理で、主に叩いて薄くした子牛の肉に生ハムとセージの葉を乗せ、フライパンでバターかオリーブ油でさっと焼いてから白ワインまたは赤ワインなどを振り掛け蒸し煮のようにしたものです。
その言葉には「ぱくっと食べる」とか「口に放り込む」といった意味があるそうなので、肉と生ハムとセージをナイフとフォークで別々に口に入れるのではなく、一緒に口に放り込むように食べるという事でしょうか
さて・・・メニューはこちら
A・B・Cの3つのパスタコースとメイン料理まで付くサルティンボッカコースがあります
本日の一品+パスタというのがベースとなるAコース。それにデザートと飲み物まで付くBコース。更にBコースの本日の一品が盛りだくさんの前菜盛り合わせになるCコースとなっています。
一見、本日の一品は前菜なので、前菜1種とパスタだけで、デザートもドリンクも無しで1700円は高いんじゃないの!?と思う方も多いのではないでしょうか
でも、実際は食べてみると納得できると思いますよ
今日は一人だし、このところ食べ過ぎの傾向にある上、明日はまた贅沢をする予定なので、Aコースにしておきます。
注文を伝えて様子を見ていると、カウンターの奥に空きが一つでき、そちらを用意してくれて、案内してくれました。さっきの席よりずっと落着ける感じ、しかもこの席からはカウンター越しにキッチンの様子がよく見えます。満席で料理を待っていると思われるテーブルが沢山あり、シェフが若いスタッフに指示を出しながら一つ一つ作られています。
写真をと撮ろうと思うのですが・・・今日は雨が降っていたからか、外が寒いのかカメラのレンズが・・・・曇ってる(^_^;)
お冷・・・キャラフで出てくると可愛い 水が美味しそうに感じる レンズもようやくすっきりしてきた
最初にパンが出てきました。自家製フォカッチャ ほんのり甘く、パンとカステラの中間くらいの食感
時間は計っていませんが(笑) 結構待ちました。と言っても退屈はしませんでした。次々作られ、提供されている様子を見ていると時間はすぐに経ってしまいます
ようやく出てきた本日の一品 ど~ん!って感じでしょ?
これ、前菜ですが前菜に非ずっていう位 ほぼメイン料理のボリュームです。
今日はタラのマヨネーズグリルとか言っていたような・・・
作り方を見ていると、フライパンで両面焼いたタラの上にタルタルソースのようなものをどっかりと乗せて、サラマンダー(天火グリル)で焼かれていました
で、焼きあがったものを皿に移し、明太子ソースとオリーブオイルをかけ、具だくさんの野菜をこんもりと盛り付けています。
野菜は葉物だけじゃなく、ブロッコリーやジャガイモ、パプリカ、トマトにきゅうり、白いサイコロは大根かな?それに筍も入ってました。
タラ・・・野菜とソースに埋もれてボリューム感が分かりにくいですが、・・・ほらっ たっぷりあります
なので、前菜というより、このお店、魚料理のメイン出してからパスタが出てくる みたいな
ゆっくりと前菜を食べた後は、意外にすぐパスタが出てきました。
上からたっぷりチーズがかかっています チーズはクセや香りが穏やかなグラナ・パダーノかな?今日選んだのはホタテとエビのトマトクリームソースです
横から写すとボリューム感が伝わるかな?ホタテは貝柱が丸ごと2個ごろごろっと入っていて、小エビは・・・数えてません(笑)
麺はバベッテかな・・・しっかりとしたコシがあって美味しい。
トマトクリームソースって、結構ソースたっぷり目の店が多くないですか?
でも・・・ほら ソースの量に注目! これトマトクリームソースなんですが、ソースは麺に対して必要最小限って感じでしょ?でも必要十分な味は付いてます。しかもこれで十分に美味しい。無駄がないね~ でも個人的にはもっとクリーミーなのが好みなのでちょっと寂しいけど(笑)
パスタのボリュームも十分あって、この2品でお腹は満足している感じ。
どうですか?この内容だったらこの価格設定でも決して高くはないでしょう?
なのでこのお店、いつ行っても一杯な訳です(^_^;)
多くの方がこのAコースではなく、前菜盛り合わせとデザートや飲み物まで付く2800円もするコースを注文されているようです
忙し過ぎてホールの方は愛想を振りまく余裕もないくらい でも、帰り際にはシェフ殿も手を止めてご挨拶してくださいました
ご馳走様でした(^.^) また寄せていただきます
訪店日2104年12月1日
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