炭火で焼かれた野菜の美味しさに感動!
蔓ききょうさんには以前から何度も食べに行かせてもらってますが、今回は撮影の許可を頂いたのでこのブログにアップいたしました。
場所はびわ湖から唯一流れ出る川、瀬田川に掛かる“瀬田の唐橋”の南(瀬田)側袂にあり、土蔵を改装して作られています。駐車場はお店の裏手に3~4台分あり、その他にも少し離れたところに2台分あるそうです。
お店の入り口に、2枚のメニューが掲げられているので、入店前にどれにしようか考えることも出来ます。
こちらはランチのメニュー。色々あるのですが、私はもっぱら季節野菜コース1,320円。これで十分満足してしまいます。とは言え、いつか機会を作ってお肉なども盛り込まれたコースをいただきたいと思っています。
店内には既に数組のお客さんが食事を始めているようです。私達が入り口を開けると女性スタッフの方が笑顔で迎え、カウンター席、焼き場の正面に案内してくれました。
相方は初めてだったので、メニューを見ながらちょっと思案。で、今日もまた季節野菜コースでお願いしました。
まず出てきたのは、桃のスープ
冷たいスープで、「桃」を料理のスープにという使い方は初めてでした。柔らかい桃の甘さと香りに、少しの塩味と胡椒の香りが不思議な調和を楽しませてくれました。
次に出されたのは色々な野菜たっぷりの前菜。
水なすに生のまま食べられるカボチャ、コリンキー、赤オクラなどの野菜と味噌漬けのゆで卵。それらをもろ味噌に付けていただきます。このもろ味噌が美味しいんです。お持ち帰り用も販売されていたと思います。生野菜がいくらでも食べられそうですよ。
そして炭火焼の野菜盛り合わせ。一つ一つ目の前で女将が焼いてくれていました。甘長とうがらしや島オクラ、朝風きゅうり、賀茂なす、黄色いミニトマト、玉ねぎ、それにピュアホワイト(スイートコーン)もある。更にジャガイモのキタアカリと南瓜、そして以前にもここで頂いたことがありますが、そうめん南瓜も。全部で10種類。お皿に淡い緑のペーストが付いていて、お好みで付けてお召し上がりくださいとのこと。アボカド?何?と思っていると、エダマメのペーストだそうです。
そうめん南瓜といえば金糸瓜とも呼ばれ、茹でたり蒸すと果肉がラーメンの状態にほぐれ、そうした状態で食べるのが一般的。でも、ここでは生の塊りを切り分け物をそのまま炭火で焼かれています。食べてみるとこれがまたほぐれるように詰まった繊維がとても良い歯ざわりとなって、南瓜臭さなどもなくとても美味しいんです。
全体に塩が振られ、南瓜とジャガイモにはバターがつけられていて、そのままでも美味しいですが、お好みでカウンターに用意されている塩をかけると良いでしょう。塩味だけでこんなに美味しくなるんだ・・・とびっくりしますよ。炭火、恐るべし・・・いや、焼き手の女将恐るべし?
野菜を堪能した後はもう〆となります。これは毎回同じ、焼きおにぎりと淡海地鶏のスープ、それにお漬物。
まずは焼きおにぎりとして半分くらいいただきます。目の前の炭火で焼かれた熱々のおにぎりはタレの濃さも程よく、とても香ばしいです。
その後、スープをおにぎりに注ぎ、薬味を加えてお茶漬けとしていただきます。淡海地鶏のスープはとても濃厚で、スープだけでもコクが詰まっていて存在感があるので、焼きおにぎりにかけるとかなり重く感じます。これはこれで美味しいのですが、個人的にはスープはスープとしていただき、焼きおにぎりには目の前に用意されているお茶をかけて食べたいな~といつも思います。
ここまで食べるとお腹は良い感じに膨れています。
最後にデザートも付いています。今日はマクワウリ、バターケーキとトマトのシャーベットでした。シャーベットはまさにトマトだっていう感じでおいしかったです。
気付くと今日は珍しくお客様が少なめのようで、カウンターの並びは既に空いていました。このカウンターが“木”そのものでとてもいい雰囲気を出しています。
ちなみに夜は来たことが無いのですが、炭火割烹ということで、野菜以外にも色々なメニューがあります。どれも食べてみたいな・・・と思うのですが、ここに来るには車でなければ来れないので、お酒を飲むことが出来ません。それを考えるとなかなか足が向かないのですが、今度、是非食事利用と割り切って食べに来たいと思います。
いつも美味しい野菜を楽しませてくださるお店として、これからも利用させていただきたいと思います。
ご馳走様でした。(^.^)
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今回の評価
このお店は2年半ほど前から何度か利用していますが、常になにか新しい発見をさせてくれるおみせです。料理のパターンは毎回同じですが、出てくる野菜はその時々で珍しいものや美味しいもので違います。難しい手の込んだ調理法ではなく、シンプルに炭火で焼くという調理、もちろん素材によっては下拵えされていると思いますが、これだけ素材の美味しさを引き出せるのは凄いと思います。店内の雰囲気も土蔵の建物の雰囲気を旨く活かし、とても居心地のいい空間を作られていると思います。女将さんは積極的に愛想を振舞われるタイプではなく、黙々と素材を焼かれていますが、話しかけると優しそうな笑顔で答えてくださいます。
[list style=”star”]- 味 ★★★★☆
- 接客サービス ★★★★☆
- 雰囲気 ★★★★☆
- その他付加価値 ★★★★☆
- コストパフォーマンス ★★★★★
- 幸せ度(総合得点) ★★★★★
利用日:2014年8月8日[/list]
この旅館の案内
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- 名称 炭火割烹 蔓ききょう
- 連絡先 077-545-7837
- 今回の利用料金 約1,380円+飲み物
- 場所〒520-2134 大津市瀬田2丁目2-1
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